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治療に良好に反応した犬毛包虫症の1例

亀戸動物総合病院 宇賀田 雅人

要約

若齢の犬に発症した犬の毛包虫症(ニキビダニ症、アカラスと同義)に対して、週に1回のドラメクチン皮下注射を行い、良好な治療効果が確認された。

毛包虫

症例

犬 ブルドッグ 未避妊メス 6か月齢

主訴

左前肢の皮膚炎、脱毛、軽度のかゆみ
元気、食欲など一般状態は良好

検査所見

毛検査(脱毛部の被毛を引き抜く検査)より、毛包虫が多数認められた。(右上の写真)
また、肉眼所見より細菌性膿皮症を併発していた。

治療

ドラメクチン皮下注射 7日に1回
セファレキシン 経口投与 1日2回(細菌感染が良化したため1か月後に終了した)
薬用シャンプーによるシャンプー療法

経過

かゆみ、皮膚炎などの臨床症状は数日で減退し、治療開始1か月後程度から肉眼的に良化傾向を示した。
治療開始2か月後には毛包から虫体も検出されなくなり、3か月後には被毛も生えそろい、治療終了とした。
今後は再発を起こさないよう、経過観察を行っていく。
経過

考察

毛包虫は健康で無症状の犬の皮膚にも存在し、数が増加したり動物の免疫が低下すると発症する。体幹・四肢に多く見られ、本症例のように限局性のものと、複数部位に発症する全身性のものがある。
治療方法は抗寄生虫薬の注射もしくは内服、併発する細菌感染症の治療が一般的である。
犬に非常に一般的な皮膚疾患で、若齢の場合は良好に治療に反応し寛解することが多い。しかしながら治療期間は2~3か月と比較的長期になることが多く、まれに再発を起こすことがあり、これは他の皮膚疾患と同様の傾向を示す。また動物が老齢であったり、慢性的に免疫が低下した状態である場合は生涯にわたって治療が必要になる場合がある。

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